ランサーズで提案しても採用されない原因と、採用率が上がる提案文のパターンをジャンル別にまとめました。
ランサーズで案件に提案しても「採用されない」——多くの初心者が経験する壁です。その原因の大半は、提案文の構成・内容・書き方にあります。クライアントは1つの案件に数十件〜百件以上の提案を受け取ります。その中で目に留まる提案文には、共通したパターンがあります。
この記事では、ランサーズのプロジェクト型案件に特化した採用率が上がる提案文テンプレを4ジャンル分用意しました。そのままコピペして、[ ]の部分だけ書き換えれば使えます。実績ゼロの場合でも通じる書き方のコツも解説します。
ランサーズの提案の仕組みを理解する
ランサーズとクラウドワークスは似ているようで、提案の仕組みが少し異なります。この違いを理解してから提案文を書かないと、せっかくの文章が無駄になることがあります。
プロジェクト形式とタスク形式の違い
ランサーズの案件は大きく2種類あります。
- プロジェクト形式:クライアントが要件を公開し、フリーランサーが提案文を送って審査を受ける形式。この記事が対象とする形式。採用率は数%〜30%程度。
- タスク形式:記事1本・画像1枚など単純作業を単価固定で行う。提案文は不要で承認待ちのみ。初心者の最初の1件向け。
ランサーズ独自の「提案ポイント制」とは
ランサーズでは、プロジェクト案件への提案に「提案ポイント」が必要です(無料登録時は10〜15ポイント程度付与)。 提案1回につき1〜5ポイント消費します。ポイントは月額プランで補充できますが、無料範囲内で始める場合は提案する案件を慎重に選ぶ必要があります。 採用される見込みが低い案件に提案ポイントを消費するのは非効率です。
採用されやすい案件を選ぶポイント
- 提案件数が10件以下の案件:多くの提案が来ている案件は競争率が高い。
- クライアントが初回・実績少の場合:有名クライアントに提案が集中する傾向がある。
- 要件が具体的な案件:「何でも可」より「〇〇の経験がある方」と条件が明確な案件の方が、スキルがマッチすれば採用されやすい。
- 予算が1万〜5万円程度の中規模案件:高予算案件は経験者が集まりやすい。低予算すぎると長期的に割に合わない。
採用率を上げる提案文の5つのパーツ
採用されている提案文は、ほぼ共通した構成を持っています。5つのパーツで構成すると、クライアントが「この人に頼みたい」と感じる文章になります。
「ご依頼を拝見しました。○○の経験を活かしてお役に立てると思い、ご提案させていただきます」のように始めます。テンプレそのままの「はじめまして」だけの冒頭は目立ちません。案件内容の1〜2点を具体的に取り上げることで「ちゃんと読んでいる」ことが伝わります。
案件と関係ない自己紹介は不要です。「5年間マーケティング職で記事執筆を担当」「AIライティングツールを活用した納品実績あり」など、今回の案件に直結する経験だけを2〜3文で書きます。実績ゼロの場合は「○○分野に3ヶ月学習中」「○○ツールを毎日使用」など学習状況で代替します。
「どんなものを作れるか」より「クライアントの何を解決できるか」という視点で書きます。「SEO対応で検索流入が増える記事を作ります」「AIで議事録を当日中に納品します」のように、クライアントが得られるメリットを明示します。
「発注後○日以内に進め方を確認します」「週○本の納品が可能です」など、作業の流れと納品スピードを示すと信頼が生まれます。不明点は「まずヒアリングさせてください」と入れておくと、クライアントからの連絡ハードルが下がります。
「ご不明な点があればお気軽にご連絡ください」で終わるより、「〇〇の点を詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか」のように1つ質問を入れる方が返信率が上がります。クライアントとのやりとりが生まれると採用確率が高まります。
ジャンル別テンプレ集(コピペで使える)
以下は[ ]で囲まれた部分だけ書き換えれば使えるテンプレです。ランサーズのプロジェクト案件の提案画面にそのまま貼り付けてください。
テンプレ1:AIライター(ブログ記事・コラム系)
ブログ記事・SEO記事・コラム記事の執筆案件に使えるテンプレです。 文字数1,000〜3,000字程度の記事案件に対応しています。
ご依頼を拝見しました。[記事テーマや分野]に関する記事を継続して必要とされているとのこと、ぜひお手伝いさせていただきたく、ご提案申し上げます。 【自己紹介と実績】 [職歴・経験分野を1〜2文。例: 5年間のウェブメディア業務でSEO記事の執筆・編集を担当してきました。] ChatGPT・Claudeなどのツールを活用しながら、品質チェックや事実確認を人の手で行う執筆スタイルを取っています。 【お役に立てること】 ・検索意図に沿った構成設計と、読み切れる読みやすい文章を心がけています ・キーワードや競合を確認した上で、SEOを意識した記事をお届けします ・初稿納品後の修正対応も柔軟に対応いたします 【対応可能な作業と納期】 ・記事1本あたり[○〜○字]の記事:[○〜○日]で納品可能 ・月[○本]程度の継続依頼に対応できます はじめに、記事の読者層・文体の好み・参考にしたい記事などをお聞きできると、よりご要望に沿ったご提案ができます。ご不明な点もお気軽にお聞かせください。よろしくお願いいたします。
テンプレ2:AI事務代行(議事録・資料作成)
会議の文字起こし・議事録作成・資料まとめなどの事務系案件に使えるテンプレです。
ご依頼内容を拝見しました。[議事録作成/資料作成/データ整理]のお仕事で、[スピード感/正確さ/コミュニケーションの取りやすさ]を重視されているとのこと、ご一緒させていただきたくご提案いたします。 【自己紹介】 [前職や経験。例: 10年間の会社員経験でビジネス文書の作成・管理業務を担当。Word・Excel・PowerPointは業務レベルで使用可能です。] WhisperやAI文字起こしツールを活用し、音声データを当日中にテキスト化する体制を整えています。 【提供できる価値】 ・会議内容のポイントを押さえた議事録:決定事項・アクションアイテムを明確に整理します ・AIで素早く文字起こし → 人の手で誤字・文脈チェック → 清書という流れで高品質を確保 ・メール返信は[○時間以内]を目安に対応します 【対応可能な内容と納期】 ・音声[○分]程度の議事録:[○日]以内に納品可能 ・資料作成(PowerPoint/Word):ページ数・要件に応じて相談可能 まず一度ご連絡いただき、業務内容・ファイル形式・フォーマットのご要望をお聞かせいただけると、スムーズに対応できます。どうぞよろしくお願いいたします。
テンプレ3:Canva画像制作(SNS画像・バナー)
SNS投稿用の画像・ヘッダー・バナー制作案件に使えるテンプレです。デザイン未経験でもCanvaを使えれば対応できます。
ご依頼を拝見しました。[Instagram/Twitter/YouTube]向けの[投稿画像/サムネイル/バナー]を必要とされているとのこと、ご提案させていただきます。 【自己紹介と対応ツール】 CanvaのPro版を使用しており、[Instagram投稿用の正方形・ストーリーズ/YouTube用サムネイル/バナー広告]の制作に対応しています。 [自分の実績や経験。例: SNS運用の副業を通じて月○枚程度の画像を制作してきました。] 【提供できる価値】 ・ブランドカラー・フォント・トンマナに合わせた統一感のあるデザイン ・テキストのコピーライティングから画像デザインまで一貫して対応 ・修正は[○回]まで対応。ご要望に応じて微調整します 【対応可能な作業と納期】 ・画像1枚:[○〜○時間]で対応可能 ・月[○枚]の継続発注も歓迎です ・PNGまたはJPGでの納品。Canvaの共有リンクでのご提供も可 カラーパレット・参考にしたいアカウント・使いたいフォントの雰囲気などをお教えいただけますと、ご要望に近いデザインをご提案できます。まずお気軽にご相談ください。
テンプレ4:AI動画字幕・文字起こし
動画コンテンツの文字起こし・字幕データ作成案件に使えるテンプレです。Whisperなどのツール活用前提。
ご依頼を拝見しました。[YouTube動画/セミナー音声/インタビュー]の文字起こし・字幕制作についてご提案いたします。 【自己紹介と使用ツール】 OpenAIのWhisperやAdobe Premiere Proの自動字幕機能を使い、音声のテキスト変換を効率的に行っています。 変換後は必ず人の目で誤字・聞き取りにくい部分・専門用語の確認を行い、高品質な成果物をお届けします。 【提供できる価値】 ・AI文字起こし → 人による誤字チェック → 清書という二重チェック体制 ・SRT/VTT形式などの字幕ファイル形式にも対応可能 ・テロップ向けの読みやすい分割(1行○文字以内)で整形して納品 【対応可能な内容と納期】 ・音声・動画[○分]あたり:[○時間〜○日]で納品可能 ・1動画ごとの単発発注・月○本の継続どちらも対応 音声品質(周囲の雑音・複数人の会話など)によって作業時間が変わります。サンプルをご共有いただけますと、より正確なお見積りができます。まずはお気軽にご連絡ください。
実績ゼロの初心者が採用されるための書き方のコツ
実績がない状態で提案しても採用されないのでは?と不安になる方が多いですが、書き方次第でその印象を変えられます。
実績ゼロでも信頼してもらえる3つの書き方
- 「学習中・練習中」を正直に書く:「〇〇の副業に向けて3ヶ月学習中で、ChatGPTを毎日使用しています」のように現状を開示する方が、嘘の実績を書くより信頼されます。
- サンプル作品を用意する:架空のクライアントを想定した練習記事・画像・議事録を作ってURLやファイルで提示します。「実績はありませんがサンプルをご覧いただけます」という一文が採用率を大きく上げます。
- 単価を相場より低めに設定する:最初の1〜3件は「実績作りが目的のため、通常より低めにご提案します」と伝えると、クライアントも試しやすくなります。単価の安さが決め手になるより、「丁寧に対応してくれそう」という印象の方が重要です。
タスク形式で先に実績を作る戦略
プロジェクト形式での採用に詰まった場合、まずランサーズのタスク形式で500〜1,000円の小さな仕事をこなして評価を積むアプローチが有効です。 タスク形式は提案文不要で、クライアントの審査待ちのみで受注できます。 5〜10件のタスクをこなして評価が付くと、プロジェクト形式への提案も通りやすくなります。
ランサーズでAI副業を始める方法|案件の探し方・提案・初心者の注意点 ランサーズ全体の使い方と、AI副業案件の選び方 詳しく読む →採用されにくいNG提案文のパターン
採用率が低い提案文には共通したパターンがあります。知っておくと、自分の提案文を見直すときの参考になります。
- テンプレのコピペで案件名が入っていない:「先日募集されていた件について」のような汎用文のまま送ると、クライアントに「案件を読んでいない」という印象を与えます。最低でも案件タイトルを1回使ってください。
- 自己紹介が長すぎる:「はじめまして、〇〇と申します。20年以上の会社員経験があり……」と延々と自己紹介が続く提案は、クライアントの読む気を削ぎます。自己紹介は3〜4行以内が適切です。
- 「なんでもできます」:得意なことを絞らないと、何の専門家か分からず印象に残りません。案件の要件に合わせて「特にこれが強みです」を1つ明示するのが有効です。
- 単価を極端に下げる:「とにかく安くします」という提案は、クライアントに「品質も低いのでは」という印象を与えることがあります。単価より「丁寧・スピード・品質」を強みにする方が長期的に良い評価につながります。
- 誤字・敬語の乱れ:提案文自体が文章仕事のサンプルになります。誤字・不自然な敬語は採用率を大きく下げます。送信前に1回読み返す習慣を持ちましょう。
よくある質問
提案文の文字数はどのくらいが適切ですか?
提案後、どのくらいで採用の連絡が来ますか?
ランサーズとクラウドワークスはどちらが提案しやすいですか?
提案文をAIで生成しても大丈夫ですか?
提案しても不採用が続く場合、何を見直すべきですか?
まとめ:テンプレを使いながら自分の強みを1行加えるのがコツ
この記事でお伝えしたことをまとめます。
- ランサーズはプロジェクト形式とタスク形式がある。初心者はまずタスク形式で実績を作ると提案が通りやすくなる。
- 採用される提案文は「冒頭の関心表明→自己紹介→価値提案→進め方・納期→質問で締め」の5つのパーツで構成されている。
- 4ジャンルのコピペテンプレ(AIライター・事務代行・Canva・動画字幕)を活用して、[ ]部分だけ書き換えて使う。
- 実績ゼロのときはサンプル作品の提示と正直な現状開示が採用率アップに有効。
- NGパターン(汎用コピペ・長すぎる自己紹介・「なんでもできます」)は最初に覚えておく。
提案文は1回で完璧を目指すより、「5件提案→採用率を振り返る→改善する」というサイクルを回すことで精度が上がっていきます。まずこのテンプレを使って最初の提案を送ってみることを今日の行動目標にしてみてください。
ランサーズ提案文 3つの基本ルール
- 案件名・要件への言及を冒頭に入れて「ちゃんと読んでいる」を示す
- 自己紹介は3〜4行に絞り、案件に関係する経験だけ書く
- 締めは1つの質問を入れて、クライアントからの返信を促す
ランサーズの使い方の詳細・クラウドソーシングの比較も参考にしてください。


