動物別の相談 PR

コウモリを見かけたら。追い出す前に確認したいこと

コウモリを見かけたら。追い出す前に確認したいことのイメージ
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動物別の相談

見た場所の記録と、捕獲・追い出し・侵入口対策の違い、相談先の範囲を確認。

コウモリを見かけたら。追い出す前に確認したいことのイメージ
説明用の生成イメージです

軒下や戸袋のあたりから、小さな動物が飛んでいくのを見た。換気口の下に、ふんのようなものが落ちている。そんなとき、自分で追い出してよいのか、捕まえてよいのか、どこへ相談すればよいのか、迷うことがいくつも出てきます。

この記事では、コウモリらしき動物やふんを見かけたときのメモの取り方と、法律上の「捕獲」には許可が必要なこと、捕獲・追い出し・侵入口対策を別々に確認する考え方を整理します。そのうえで、自治体と民間の窓口が扱う範囲と、費用で確かめたいことをまとめます。

見かけた動物の種類を判定する方法や、追い出し・忌避剤・すき間をふさぐ手順は載せていません。判断には現地での確認が必要だからです。自治体の案内はその自治体の例として紹介するので、お住まいの自治体のページで最新の内容を確認してください。

このガイドで確認すること
  • 見かけた場所と状況を整理する
  • 触れる・捕まえる前に相談条件を確認する
  • 自治体と民間窓口の範囲
  • 調査と施工の費用を確認する
  • コウモリの相談でよくある質問

01見かけた場所と状況を整理する

相談前の記録メモの3項目:どこで、何を見たか、いつ
近づかずに、見えた範囲で記録します。姿が不確かなら、種類は「不明」と書きます。

最初にやることは、近づいて確かめることではなく、普段の生活の中で見えた範囲を書き留めることです。記録の考え方は「屋根裏の物音。相談前に整理したいこと」と同じで、「見たこと」と「推測」を分け、姿をはっきり見ていなければ「種類は不明」と書きます。高い場所へ上がったり、ふんに触ったりする必要はありません。

コウモリの相談でまず伝えたいのは、家のどこで見たかです。軒下、戸袋、換気口の付近など、家のどの面のどの高さか。飛ぶ姿か、ふんのようなものか(同じ場所にたまっているか)、音だけか。気づいた日や時間帯、続いている日数も添え、離れた場所から撮れた写真があれば残します。

兵庫県南あわじ市は、コウモリが棲みつく場所として屋根裏・換気口・軒下・雨戸や瓦屋根のすきまなどが多いようだと(2023年3月更新のページ)、埼玉県川越市は、コウモリがふん等で家屋を汚すなどの生活被害をもたらすことがあると(2024年12月更新のページ)案内しています。ただ、場所やふんのようなものだけで、動物の種類は決まりません。下の表に書き込み、分からない欄は「未確認」のまま残してください。

コウモリの相談メモ(空欄は「未確認」のまま残します)

項目記入欄
見た場所(家のどの面・どの高さ)未確認
見たもの(飛ぶ姿/ふんのようなもの/音だけ)未確認
気づいた日・時間帯・続いている日数未確認
種類(確かめていなければ「不明」)未確認
手元の記録(離れた場所から撮った写真など)未確認
建物(戸建て・集合住宅、持ち家・賃貸)未確認
相談したいこと(捕獲・追い出し・侵入口対策・清掃のどれか)未確認
自治体に聞いたこと(捕獲許可の問い合わせ先、追い払いについての案内)とその回答未確認
業者に聞いたこと(コウモリの相談を受け付けるか、扱う作業の範囲)とその回答未確認

確認リスト

  • 見た場所:軒下・戸袋・換気口付近など、どの面のどの高さか
  • 見たもの:飛ぶ姿/ふんのようなもの/音だけ
  • いつ:気づいた日・時間帯・続いている日数
  • 写真:離れた場所から撮れたものだけ(近づいて撮らない)
  • 住まい:賃貸・集合住宅なら、管理窓口への連絡を先に検討

02触れる・捕まえる前に相談条件を確認する

捕獲・追い出し・侵入口対策を別々に確認する図。捕獲・殺傷は原則禁止で、許可を受けた場合などに限られる
捕獲・殺傷は鳥獣保護管理法で原則禁止され、許可を受けた場合などに限られます。追い出しや侵入口対策の扱いは、自治体の案内と見積で確認します。

鳥獣保護管理法は、鳥類または哺乳類に属する野生動物を「鳥獣」と定め、許可を受けた場合などを除いて、鳥獣の「捕獲等」(捕獲または殺傷)を禁じています。同法の適用から外れる鳥獣(いえねずみ類3種など)に、コウモリの仲間は含まれていません。茨城県つくばみらい市も、野生のコウモリは同法により捕獲・殺傷が禁止されていると案内しています(2025年8月更新のページ)。埼玉県北本市は、自分の敷地内であっても野生の鳥獣を許可なく捕獲することは法律で禁じられているとしています(2021年3月更新のページ)。

許可の権限は環境大臣または都道府県知事にあり、多くの都道府県では一部が市町村長に移されています。国の基本指針は、被害防止のための捕獲許可の対象者を、原則として被害を受けた人かその人から依頼を受けた人とし、あわせて原則として狩猟免許(銃を使わない方法なら網猟またはわな猟の免許)を持つ人としています。実際の基準は都道府県の計画で定められます。

一方で、「捕獲」と「追い出し」「侵入口対策」は分けて考えます。つくばみらい市は、追い払いや侵入予防策は住民自身か業者などで対応し、費用は自己負担と案内したうえで、侵入口をふさぐのはコウモリがいない時か追い払った後にすること、高い場所は危険なので専門業者への依頼も検討することを挙げています。個別の追い出し方法が「捕獲等」に当たるかどうかは、この記事では判断しません。迷うときは、「自宅でコウモリらしき動物を見かけた。捕獲許可の問い合わせ先と、追い払いについての案内を知りたい」のように、見たことと聞きたいことを分けて、自治体や都道府県の担当窓口に確認してください。

触れることについては、つくばみらい市が、野生のコウモリには寄生虫や病原体が付着しているおそれがあるとして、素手で触らないよう案内しています。川越市もコウモリの案内の中で、野生動物に素手で触らないよう呼びかけています。

確認リスト

  • 捕まえる・殺す行為は「捕獲等」にあたり、許可を受けた場合などを除いて禁止
  • 許可の対象者にも、狩猟免許などの基準がある
  • 捕獲・追い出し・侵入口対策のうち、何を相談したいかを分ける
  • 方法の扱いに迷ったら、自治体や都道府県の窓口で確認する
  • 素手で触らない。侵入口の作業が高所なら、専門業者への依頼も検討する

03自治体と民間窓口の範囲

自治体がコウモリを捕獲・駆除してくれるとは限りません。横浜市(2026年9月更新のページ)、つくばみらい市、京都市野生鳥獣被害対策会議の相談Q&A集(2026年4月改訂版)、滋賀県大津市(2023年12月更新のページ)、南あわじ市は、いずれも行政として捕獲や駆除を行わないと案内しています。許可の問い合わせ先も、横浜市は神奈川県の担当課を、千葉県八千代市は県の地域振興事務所を案内しています(2024年5月更新のページ)。

業者の案内の仕方も違います。横浜市・川越市・大津市・八千代市は業者団体を示し、北本市は業者を調べられない場合に近隣の業者を数社案内することもあるとしています。京都市のQ&A集と南あわじ市は、特定の業者は紹介できないとしています。岐阜県各務原市のように、条件付きで追い払い用の装置を貸し出す例もあります(2024年6月更新のページ。期間と回数に限りがあり、使用中の破損や事故などの責任は利用者が負う条件です)。

民間の窓口は、コウモリを対象にしているかどうかが会社ごとに違います。大津市も、対応する業者はあまり多くないが、状況によっては対応できる業者もあるようだとしています。問い合わせでは、コウモリらしき動物の相談を受け付けているか、調査・追い出し・侵入口対策・清掃のどこまでを扱うかを最初に確認します。地域ごとの窓口の探し方は「お住まいの地域から、相談先を確認する」にまとめています。

確認リスト

  • 自治体が行うこと・行わないこと(捕獲・駆除・貸出など)
  • 捕獲許可の問い合わせ先は市区町村か、都道府県か
  • 自治体が業者を案内しているか、その方法
  • 民間窓口がコウモリの相談を受け付けるか、扱う作業の範囲

04調査と施工の費用を確認する

今回確認した自治体の案内では、業者に頼む費用は自己負担とされています(横浜市は「有料・個人負担」、つくばみらい市・川越市・大津市・京都市のQ&A集も自己負担、八千代市は有料)。お住まいの自治体の扱いは、そのページで確認してください。この記事では金額の目安は示さず、見積で確かめる点をまとめます。

川越市は、あらかじめ複数の業者へ相談し、費用や内容をよく確認してから依頼するよう案内しています。国民生活センターは、害虫・害獣駆除のトラブル事例の一つとして、ネットで探したコウモリ駆除業者と契約したが、うそをつかれたので解約したいという相談を紹介し、複数の見積もりを取って比較・検討する時間を与えない事業者とは契約しないよう呼びかけています。見積の並べ方は「害獣駆除の見積を、同じ条件で比べる」にまとめています。

コウモリの相談では、調査、追い出し、侵入口対策、ふん尿の清掃・消毒、作業後の再訪問が見積に含まれるかを分けて確認します。軒下・戸袋・換気口のような高い場所では、足場などの費用が別になるかも聞いておきます。大津市はコウモリは追い払っても戻ってくることが多いと案内しており、再び気づいたときの連絡先や再訪問の条件も確かめます。捕獲が含まれる場合は、許可の要否と、誰が申請し誰が作業するのかも確認してください。

すでに契約や請求で困っている場合は、新しい業者を探す前に、消費者ホットライン188で最寄りの消費生活センター等を案内してもらってください。賃貸や集合住宅で管理会社・大家・管理組合にまだ連絡していない場合は、先に「賃貸で気づいたら。まず連絡する前に」を確認してください。そのうえで民間の調査や施工も検討したい場合は、当サイトの比較ページで各社の案内対象の地域と動物を確認できます。飛ぶ姿を見てコウモリだと言える場合はそのように、ふんや音だけの場合や言い切れない場合は「種類は未確認」と伝えてください。確かめるために近づく必要はありません。どちらでも、コウモリの相談を受け付けているかは各社への確認が必要です。

確認リスト

  • 調査・追い出し・侵入口対策・清掃消毒・再訪問のどれが含まれるか
  • 高い場所の作業で、足場などの費用が別になるか
  • 戻ってきたときの連絡先と再訪問の条件
  • 捕獲を含むなら、許可の要否と、誰が申請し誰が作業するか

05コウモリの相談でよくある質問

追い出しと捕獲の違い、自治体の対応、触れること、業者の確かめ方について答えます。

自分で追い出してもよいですか。
鳥獣保護管理法では、野生の鳥獣の捕獲や殺傷は許可を受けた場合などを除いて禁じられ、つくばみらい市などはコウモリもその対象と案内しています。同市は、追い払いや侵入予防策は住民自身か業者で対応するよう案内したうえで、侵入口をふさぐのはコウモリがいない時か追い払った後にすること、高い場所は専門業者への依頼も検討することを添えています。個別の方法が「捕獲等」に当たるかは、この記事では判断しません。扱いに迷うときは自治体や都道府県の担当窓口に確認し、作業を頼む場合は、捕獲を含むかと許可の要否を見積の段階で業者に確認してください。
市役所に連絡すれば、コウモリを駆除してもらえますか。
自治体によって異なります。この記事で確認した自治体では、市として捕獲や駆除は行わないという案内が多く見られました。一方で、許可の問い合わせ先として県の担当を案内する市や、条件付きで追い払い用の装置を貸し出す市もあります。お住まいの自治体のページで、「行うこと」「行わないこと」「許可の問い合わせ先」の3点を確認してください。
コウモリらしき動物に触ってもよいですか。ふんはどうすればよいですか。
つくばみらい市は野生のコウモリを、川越市は野生動物を、素手で触らないよう案内しています。厚生労働省の動物由来感染症ハンドブックも、野生動物一般について安易に触らないよう、また動物に触ったら手を洗うよう呼びかけています。ふんの片付けや消毒の方法は、この記事では扱いません。清掃や消毒を頼むかどうかは、相談先に作業範囲として確認してください。
コウモリに対応している業者は、どう確かめればよいですか。
会社ごとに異なります。問い合わせの際に、コウモリらしき動物の相談を受け付けているかと、扱う作業の範囲を確認してください。見た場所・見たもの・種類が未確認かどうかをメモのとおり伝え、訪問調査の費用や、侵入口対策・清掃が別料金かも聞いておくと、後で比べやすくなります。比較ページを見るときも、コウモリだと言い切れなければ種類は未確認のままにし、推測で決めないでください。
YOUR NEXT STEP
整理した内容で、次の窓口へ。

自治体の窓口と民間の窓口の役割を確かめてから、必要な範囲だけ相談を進めます。

地域から相談先を確認する 相談先の案内条件を見る

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参考にした公的情報(一次資料)

確認日 2026-09-28。自治体の事業や各社の条件は変わることがあるため、依頼前に各ページの最新の内容をご確認ください。

害獣対策のしるべ
害獣の相談先選びと相談準備の情報サイト。国や自治体、国民生活センターなどの一次資料を確認して記事を作り、不安をあおる表現や根拠のない順位付けはしません。